一目均衡表とは、日本人が考案したトレンド系のインジケーターです。
一目均衡表のシンプルな見方、使い方
■相場の現在性を知る
・買方と売方のどちらが勝ち、どちらがどの程度負けているかを知ることを「相場の現在性」と一目山人氏は言いました。そして、相場は買方と売方の均衡が破れた方に動ていくと見抜きました。
■時間論(時間が主体)
・時間こそが相場そのものであると悟り、相場の主体は時間にあり、価格は結果として従ってくるというのが一目均衡表の時間論の考え方です。
■単純なものにこそ心理がある。
・相場は動くか動かないか、動くとしたら上がるか下がるか?
・シンプルに捉えることが大事です。
■任運自在(にんぬんじざい)
・「運(うん)に任せて」ではなく、「運び(はこび)に任せて」。つまり流れに任せてという意味です。
・相場の変化を敏感に感じ取り、その流れをつかむ。その流れに臨機応変に乗る。
・そのために「常に建玉なきがごとく」というのが氏の教えです。トレードをしていないときには見えるものが、トレードをすると欲や恐怖心で見えなくなることを戒めました。
■予測 一目均衡表のシンプルな見方、使い方
・「相場は予想するものではない、予測するものである」と氏は言います。
・あらかじめ思う(=予想)と思い込みになる。予測とは今後の展開をあらかじめ想定しておくことです。
2、5つの線を見分ける
3、計算式を覚える
■転換線=(過去9日間の最高値+最安値)÷2
■基準線=(過去26日間の最高値+最安値)÷2
■先行スパン1=(転換線+基準線)÷2を26日将来に描画
■先行スパン2=(過去52日間の最高値+最安値)÷2を26日将来に描画
■遅行スパン=終値を26日過去にずらして描画
4、一目均衡表の基本的見方
■一目均衡表の買いサイン
・均衡表の好転=転換線が基準線を下から上にクロスする。
・遅行スパンの好転=遅行スパンがローソク足を下から上にクロスする。
・三役好転=上記達成と共に価格が雲を上抜ける。
■一目均衡表の売りサイン
・均衡表の逆転=転換線が基準線を上から下へクロスする。
・遅行スパンの逆転=遅行スパンがローソク足を上から下にクロスする。
・三役逆転=上記達成と共に価格が雲を下抜けること。
①転換線と基準線の関係 一目均衡表のシンプルな見方、使い方
・転換線が基準線より上、買い時代
・転換線が基準線より下、売り時代
②遅行スパンとローソク足の関係
・遅行スパンがローソク足より上、買い時代
・遅行スパンがローソク足より下、売り時代
③現在の価格と雲の関係
・価格が雲より上、買い時代
・価格が雲より下、売り時代
・価格が雲の中、気迷い時代
④基準線の勾配
・基準線が上昇、上昇トレンド
・基準線が下降、下降トレンド
・基準線が横這い、もみあいトレンド
予算の関係で 相撲 まわ 褌 し のデザイナーを雇えず、肝心なところを手で隠しています(><)
手ブラならぬ手 相撲 まわ 一目均衡表のシンプルな見方、使い方 褌 し (^^ゞ
5、一目均衡表は半値線で出来ている。
■半値線 一目均衡表のシンプルな見方、使い方
転換線・・・9日間の半値をつないだ線。
基準線・・・26日間の半値をつないだ線。
先行スパン2・・・52日間の半値をつないだ線。ただし、26日将来に描画。
■半値線の役割 一目均衡表のシンプルな見方、使い方
①相場水準を表す。
②トレンドを表す。
③相場の均衡点を示す。
6、何故半値線が3本あるのか?
一目均衡表には期間の違う半値線が3つあります。転換線・基準線・先行スパン2です。この3つの半値線はそれぞれ短期勢力・中期勢力・長期勢力の状態を見比べるために用意されています。
■転換線
・短期勢力の相場水準を表し
・短期勢力のトレンドを表し、
・短期勢力の均衡点を示す。
それにより、価格が転換線より上にあれば短期勢力は買方優勢、転換線より下にあれば売方優勢というのがわかります。
■基準線
・中期勢力の相場水準を表し、
・中期勢力のトレンドを表し、
・中期勢力の均衡点を示す。
それにより、価格が基準線より上にあれば中期勢力は買方優勢、基準線より下にあれば売方優勢というのがわかります。
■先行スパン2
・長期勢力の相場水準を示し
・長期トレンドの方向性を示し
・長期勢力の均衡点を示す。
それにより、価格が(26日先に描かれた)先行スパン2より上にあれば長期勢力は買方優勢、先行スパン2より下にあれば売方優勢というのがわかります。
当コンテンツは為替相場等に関連する一般的な情報の提供を目的としたコラムです。特定の投資方法等を推奨するものではなく、また投資の勧誘を目的とするものでもありません。
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一目均衡表は最強!売買シグナルの見方3つと実践での使い方を紹介
一目均衡表とは、日本人が考案したトレンド系のインジケーターです。
複数の線と雲によって視覚的にとらえられる便利なもの で、マスターすると有利にトレードできます。
インジケーターに関しては下記の記事で詳しく解説していますよ!
FX最強なインジケーターはこれ!勝率を上げるための活用法5つ |
・FX 一目均衡表の基礎用語について
用語 | 説明 |
基準線 | 過去26日間の高値と安値の平均値をつなぎ、ラインにしたもの。 |
転換線 | 過去9日間の高値と安値の平均値をラインにしたもの。 |
先行スパン1 | 基準線と転換線の中間地を26日先に表示したライン。 |
先行スパン2 | 52日間の高値と安値の平均価格を26日先に表示したライン。 |
遅行スパン(遅行線) | 当日の終値を26日前に表示。 |
雲 | 先行スパン1と先行スパン2の間の面積 |
FX 一目均衡表の理論3つ
理論1:時間論
一目均衡表は、時間の流れを重視しています。
時間論では 基本の数値の「9、17、26」で相場のリズムを計り、トレンドの転換点を予測する ので、この数字が大切です。
理論2:波動論
波動論は、チャートの動きを6つの波動でとらえる理論です。
これらのチャートの動きを覚えておくと エントリーの判断に役立つ ため、しっかりと覚えておきましょう。
理論3:水準論
水準論とは値幅の算出の仕方で、いつエグジットするかを予測する理論です。
波動論と同じく4つの計算の図をすべて覚えておくと、 トレンドの転換点におけるチャートのパターンにもとづいて取引できます。
一目均衡表の見方と使い方3つ
一目均衡表は5つの線と雲で構成されており、それぞれの見方が重要になります。
- 雲
- 基準線・転換線
- 遅行スパン(遅行線)
一目均衡表の見方1:雲
先行スパン2本で挟まれた雲は、サポート・レジスタンスとして機能します。
- ローソク足が塗りつぶされた部分である雲に支えられているのでトレンドが継続する
- ローソク足が雲を抜けたので、トレンドが転換する など
チャートの動きを「 雲が厚いからここは安心 」などの根拠で予測可能なので、覚えておきましょう。
一目均衡表の見方2:基準線・転換線
基準線と転換線は、 2本のクロスでエントリーと決済の判断を行えます。
移動平均線とよく似ていて、レンジ相場でだましが増えます。
一目均衡表の見方3:遅行スパン(遅行線)
遅行スパンは、 現在のレートとの関係で上昇・下落のサインがわかります。
過去の価格を示しており、現在のレートと比較して上下のどちらに進みたがっているのかを見極めるのです。
一目均衡表の設定は『標準』がオススメ
考案者の独自の理論と相場観に基づいて作られているので、 標準の「9、27、26」のパラメータをオススメします。
時間の流れによるトレンドの変化をチャートに描くため、理論を身につけたうえでアレンジするよりも、素直に標準設定を使ったほうがうまくいくのです。
一目均衡表を使いこなすコツ3つ
知っておくと利益を出しやすいコツを1つずつ解説しますね。
- 最強の三役好転を狙う
- 上位の時間足から 一目均衡表のシンプルな見方、使い方
- ほかのテクニカル分析と組み合わせる
1:最強の三役好転を狙う
一目均衡表でもっとも信頼のおける状態は、3つの状況がすべてそろった「三役好転」です。
- チャートが雲より上に存在する
- 転換線が基準線を上回っている
- 基準線が横ばい、または上向き
- 遅行スパンがチャートを上回る
三役好転の具体例
このように三役好転の状況では、 強いトレンドが発生する可能性が高く利益を上げやすい ので、この強力なサインを覚えておきましょう。
2:上位の時間足から
上位の時間足での確認が、一目均衡表で儲けるコツです。
理由は 上位の時間足のほうがサインの信頼度があがる からで、短い時間のデイトレードでは日足などを確認してから細かい時間足で分析していくのが定石になっています。
3:ほかのテクニカル分析と組み合わせる
ほかのテクニカル分析と組み合わせて使う点が、重要なコツになります。
なぜなら、 一目均衡表だけに頼りすぎると、回避しにくいだましに遭うからです。
一目均衡表のおすすめテクニカル手法2つ
- MACDとRSI、一目均衡表で順張り
- 一目均衡表とオシレーター系の逆張り
1:MACDとRSI、一目均衡表で順張り
三役好転を逃すと、一目均衡表のみではエントリーポイントがわかりにくいので、 別のサインを出すMACDやRSIと組み合わせましょう。
MACDのクロスと一目均衡表のサインによるエントリーや、MACDとRSIのダイバージェンスでトレンドの弱まりを確認したら決済が可能です。
2:一目均衡表とオシレーター系の逆張り
オシレーター系のRCIやストキャスティクスと組み合わせると、逆張りの手法も使えます。
その理由は、 トレンド系の一目均衡表でサインが出ないときにはレンジ相場の可能性が高い からです。
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- 1,000通貨から取引したい人
- 豊富なテクニカル指標を使いたい人
- MT4チャートを使いたい人
外貨ex 一目均衡表のシンプルな見方、使い方 byGMOは、 36種類のテクニカル指標と豊富なExチャートを備えています 。
一目均衡表を使うのにオススメで、そのほかのテクニカル指標と組み合わせて有利なトレードが可能です。
一目均衡表のMT4の表示方法について
MT4では、一目均衡表は標準機能の「Ichimoku Kinko Hyo」や、カスタムインディケーターの「Ichimoku」でチャートに表示させられます。
今回は標準の「Ichimoku Kinko Hyo」を使用して、ご紹介します。
まずは、MT4チャートの挿入からインディケータを選び、トレンドから「Ichimoku Kinko Hyo」を選択します。
ポイントとしては、 一目均衡表のシンプルな見方、使い方 この『雲』を上記のような塗りつぶしの設定 にすることです。
FX 一目均衡表のまとめ
上記で紹介した「一目均衡表のおすすめ手法2つ」を実践すると、今後は一目均衡表の使い方で悩むことは一切なくなり、一目均衡表と組み合わせるインジケーターを知ることができます。
- 一目均衡表は5本の線と雲で判断するインジケーター
- 3つのサインがそろった三役好転は最高のタイミング
- ほかのインジケーターと組み合わせて精度向上
- 36種類のテクニカル指標と豊富なExチャートが使える:外貨ex byGMO
「なんだか難しそうだな」と最初は思うかもしれませんが、一度身につけてしまえば、一目均衡表の使い方を理解したトレードが簡単にできるようになります。
一目均衡表の見方をわかりやすく、3分で覚えるテクニカル分析の基本
楽天証券のマーケットスピードで見ると、このように表示されます。
一目均衡表では、先行スパン1と先行スパン2によって形成されている部分を「 雲 一目均衡表のシンプルな見方、使い方 」と呼びます。(上記の図で網掛けの部分です)
一目均衡表は最強のトレンドを教えてくれる
まず最初に、 簡単かつ最強の一目均衡表の見方を紹介 します。
それは、「基準線」「転換線」「先行スパン1」「先行スパン2」「遅行スパン」の 5本の線すべてが、重なり合わずに並行に上昇している状態に売ってはいけない ということです。
一目均衡表の売買ポイント
遅行スパンが雲を抜ける
一目均衡表の中でも、 最も遅れて動き、信頼度の高い線となるのが「遅行スパン」 です。
基準線と転換線のゴールデンクロス
雲抜けと雲入り
一目均衡表のもう一つの見方として、「 ローソク足が雲入りすると売りシグナル、雲抜けすると買いシグナル 」という見方があります。
雲の切れ目
また、 先行スパンは現在の株価に先行して動く 一目均衡表のシンプルな見方、使い方 ため、チャート画像のとおり、すでに未来の「雲」も形成されています。
初心者でも使いこなせる指標
中でも、 すべての線が上昇している時に売ってはいけない というのは、「ギャンの価値ある28のルール」で示した通り、投資で勝つための鉄則「損小利大」には必要不可欠な考え方です。
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この記事の執筆者
川原裕也 執筆者の詳細プロフィール 右も左もわからない状態で株式投資をはじめ、10年以上が経ちました。その間に、引きこもりになったり、会社を設立したり、いろいろなことがありました。「いい人」がたくさんいる世界の実現が目標です。「人の価値とはその人が得たものではなく、その人が与えたもので測られる」 - アインシュタイン 姉妹サイト「今日の経営」でも記事を書いています。
雲でFXをズバリ的中!一目均衡表の見方と稼げる3つの使い方を解説
鈴木拓也
動画をご覧になった方も、記事で復習すれば、効率的に学習できますよ。
一目均衡表はどんなテクニカル分析?
一目均衡表とは
一目均衡表とは市場価格の形成パターンである「波動論」、ボラティリティの現状を図る「水準論」、時間的な傾向を分析する「時間論」の3つから構成されています。
下図は、実際に一目均衡表を表示したものですが、その名の通り、「一目見れば」、 雲の向きや雲と価格の位置、そして各線(基準線、転換線、遅行線)の動きによって、将来の値動きを予想 する体系だったテクニカル分析手法なのです。
鈴木拓也
一目均衡表は5つの要素で構成される
- 転換線:(当日を含む過去9日間の高値+当日を含む過去9日間の安値)÷2
- 基準線:(当日を含む過去26日間の高値+当日を含む過去26日間の安値)÷2
- 遅行スパン:当日の終値を、当日を含む26日前(過去)の位置にずらして表示
- 先行スパン1(上昇雲):(基準線+転換線)÷2
- 先行スパン2(下降雲):(当日を含む過去52日間の高値+安値)÷2
鈴木拓也
初心者の方は構成要素の計算式を覚える必要はないので、ざっくりと目を通しましょう。
一目均衡表の最大の特徴は、 未来や過去の時間軸にインジケーターを表示 していることです。
これにより、一目均衡表の「時間論」の概念が効いており、大衆心理が働いて相場が動きやすいポイントを的確に予想することが出来るのです。
一目均衡表のおすすめ設定値はデフォルト値
他のテクニカル分析においてもそうですが、原則、デフォルトの数字(最も標準的と考えられている数字)を使うべきです。
一目均衡表の稼げる3つの使い方
ではここからは、具体的な一目均衡表の使い方について見ていきましょう。
一目均衡表にも、各構成要素を使って実に様々な使い方がありますが、今回はその中でも 特に重要で実践で活かせる3つの方法を解説 してきます。
- 三役好転と三役逆転
- 雲を抵抗帯・支持帯とみなす
- 転換線と基準線によるトレード
鈴木拓也
使い方1:三役好転と三役逆転
一目均衡表において、最も有名でよく使用されるのが「 三役好転(さんえきこうてん) 」もしくは「 三役逆転(さんえきぎゃくてん) 一目均衡表のシンプルな見方、使い方 」と呼ばれる、トレンド転換のシグナルです。
三役好転の条件
一目均衡表において、 買いのシグナルが「三役好転」 と呼ばれるパターンです。
- 転換線が基準線を上抜け、かつ基準線が横ばいもしくは上向き
- 遅行線が過去の為替レート(ローソク足)を上抜け
- 現在レートが(ローソク足)が、雲の上限を上抜け
その後、(3)で転換線が基準線を下から上へ抜けており、ほぼ横ばいとなっていますので、上昇トレンドのへの転換シグナルである「三役好転」が完成しています。
ちなみに、紫色で塗られた雲の領域は、抵抗エリアとしての機能を持っており、度々、雲の付近でレートが反落しているのが確認できますね。
三役逆転の条件
そして、三役好転と反対に、 売りのシグナルが「三役逆転」 です。
- 転換線が基準線を下抜け、かつ基準線が横ばいもしくは下向き
- 遅行線が過去の為替レート(ローソク足)を下抜け
- 現在レートが(ローソク足)が、雲の下限を下抜け
使い方2:抵抗帯・支持帯として役割を持つ雲
一目均衡表では、 雲が抵抗帯もしくは支持帯としての役割 を持ちます。
また、一般的に、雲の抵抗力や支持力は、雲の厚さによって変わり、分厚い雲はそれだけ大きな力を持った抵抗帯・支持帯として機能しますし、薄い雲は小さい力しか持っていません。
- 雲が厚い時は、抵抗帯・支持帯としての力が大きい
- 雲が薄い時は、抵抗帯・支持帯としての力が小さい
- ねじれ(雲の厚みがゼロ)が起こると、相場の雰囲気が変化
使い方3:転換線と基準線
最後に、一目均衡表は、三役好転(逆転)と雲だけでなく、転換線と基準線に着目することで、相場の状況を判断することが出来ます。
例えば、 基準線ではその傾きを見ることで現在の相場のトレンドを把握 することが出来ます。
鈴木拓也
基準線が横向きであれば、過去26日間の高値と安値が変わっていないということであり、相場は横ばいであると判断します。
もし、基準線が上向きであれば、過去26日間の高値を、現在の為替レートが更新しているということなので、相場は明確な上昇トレンドが発生しています。
逆に、基準線が下向きであれば、過去26日間の安値を、現在の為替レートが更新しているということなので、相場は明確な下降トレンドです。
基準線を転換線が上抜けたら上昇、下抜けたら下降のトレンドが発生する可能性が高い です。
- 基準線が横向きなら相場はレンジ、上向きなら上昇、下向きなら下降と判断
- 基準線を転換線が抜けたらその方向にトレンドが出る可能性
鈴木拓也
マニアが教える「一目均衡表でFXの全てを明らかにする使い方」
さて。いきなりニートの愛を語っても引かれちゃうと思うので、まずは「一目均衡表(以下:一目)」の概要をサラッと紹介しましょう(・∀・)
一目均衡表は、全部で5つの要素で構成されています。
しかし、どれ1つとして意味もなく表示されているわけではありません( ・ิω・ิ)
一方、一目均衡表は「糸が絡み合っているだけ」のように見える状況を、 1つずつ紐解いていくだけで初心者でも高度なテクニカル分析ができるんです。
一目均衡表はどう見ればいいの?
基本的な一目均衡表の見方の紹介をします^^
先に紹介した5つの項目を思い出していただきましょう♪
「先行スパン1」「先行スパン2」は、2つを合わせて「雲(抵抗体・抵抗雲)」として使われますので、ここから先の解説では「雲」という呼び名で進めます(・∀・)
では改めて。全4つの要素を、それぞれの役割と共に紹介します↓
基準線 | 過去26日間の最高値・安値の中心値を結んだ線。 転換線と共に相場の方向性を見るために使われる。 |
---|---|
転換線 | 過去9日間の最高値・安値の中心地を結んだ線。 基準線と共に相場の方向性を見るために使われる。 |
遅行スパン | 今の価格(終値)推移を26日前に表示させた線。 ローソク足との位置関係から価格の方向性を見極めるために使われる。 |
雲 | 一目均衡表のシンプルな見方、使い方 一目均衡表のシンプルな見方、使い方先行スパン1・2の位置関係や間隔から価格の勢いと方向性を分析する為に、「色」を付けて雲のように見立てた指標 |
↑それぞれの線が持つ役割はなんとなくご理解出来ましたでしょうか?(・∀・)
では、次にもう少し具体的な見方「こう言う時は〇〇なんだよ!」という部分を紹介します♪
基準線・転換線
基準線と転換線はセットで使われます。基準線だけで見ることは無いですし、逆に転換線だけで見ることもありません。 「基準線と転換線はセット」 これは基本中の基本ですからね(・∀・)
↑この画像は基準線と転換線だけを表示させたチャートです。ご覧の通り、価格が上昇中の時は上から「ローソク足>転換線>基準線」という順番で表示され、価格が下落中の時は「基準線>転換線>ローソク足」という順番になります(´ー`)
上がれば「好転」、下がれば「逆転」
一目均衡表の中では、 価格が上昇すれば「好転」、価格が下落すれば「逆転」 という呼び方をします。
また、移動平均線にゴールデンクロス・デッドクロスというシグナルがあるように、一目均衡表では
- 転換線が基準線を下から上に抜ければ「好転した(上昇シグナル)」
- 転換線が基準線を上から下に抜ければ「逆転した(下降シグナル)」
遅行スパン
株や為替では、過去と現在の価格差に焦点を当てて分析をするコトが多々あります。
経済ニュースで紹介される「前日に比べて〇%上昇or下落」もそうですし、移動平均線もそうです。一目均衡表でも過去と現在の値動きに焦点を当てている要素があり、それが「遅行スパン」です(・∀・)
過去と現在といっても、遅行スパンの場合は「ローソク足26本前」の価格と比較します。「随分前だな〜」って思いますよね(笑)
ただ。実はコレが結構当たるんですよ(・ω・)
- 遅行スパンが26本前のローソク足を下から上に抜ければ「好転した(上昇シグナル)」
- 遅行スパンが26本前のローソク足を上から下に抜ければ「逆転した(下降シグナル)」
雲(先行スパン1・2)
雲とは、先行スパン1と2の間にある「空間」から価格の勢いや向きを判断するインジケーターです。
↓この画像は、雲のみチャートに表示させています。
↑赤い縦線でシマ模様になっているのが「上昇雲」、青い縦線でシマ模様になっているのが「下降雲」。それぞれ、
という役割を持っています。
価格の向きは、 空間(雲)の面積が大きければ価格は上昇か下落に傾いている「トレンド」、逆に小さければ価格がどちらにも傾いていない「レンジ」 、という判断をします(´ー`)
↑画像の左側は、 雲が薄く平べったい ですよね?また、価格も 高値安値を行ったり来たり しています。まさに「レンジ相場」の特徴です。
逆に画像の右側は、 雲の厚みが徐々に増して いますよね?価格も レンジの高値を更新し、その後も高値を更新し続けています。 まさに「トレンド相場」の特徴です^^
雲は「押し・戻り」を測る抵抗帯となるのか?
移動平均線を始め「〇〇線」を名乗る指標を用いたインジケーターでは、〇〇線を「抵抗線(レジスタンス)・支持線(サポート)」として捉え、その線を基準に押し目買い・戻り売りの判断をします。
一目均衡表の雲も「先行スパン1・2」という線で挟まれている為、雲の上限下限を抵抗帯・支持帯として見ます。また、「ローソク足が雲の中に入った・抜けた」という動きを見せた時は、「抵抗・支持帯抜け」として判断します。
ただし、一目均衡表の雲を抵抗・支持帯として過信するのは NG です。何故なら「雲」だから(笑)
一目均衡表の期間は設定変更した方が良いのか?
インジケーターの設定変更は、自分との相性を確かめたり、使い心地を良くするために欠かせない工程です。しかし、一目均衡表の場合は特殊で 「そのまま(デフォルト)が誰にとっても最適」 とされています。
その理由は、一目均衡表の生みの親「一目山人(いちもくさんじん)」という昔ブイブイ言わせてたすごい人が、7年も費やして導き出した答えが「9、17、26」という3つの期間だからですԅ(˘ω˘ԅ)
一目山人のお墨付き「9、17、26」について
一目均衡表のデフォルトで設定されている「9、7、26」という設定についてですが、これは開発者「一目山人(本名:細田悟一)」が2000人掛かりで7年もの歳月を掛けて生み出した数字だそうです。
肩書きや役職でその人の実力を測ることは出来ませんが「ネットや参考書でかじった程度の知識や経験では到底及ばないレベルの知識を持っている人」だということは「一目瞭然」ですよね? “一目”だけに (笑)
なので「一目均衡表は黙ってデフォルト」でいいのです(´ー`)
※参照源:Wikipedia
一目均衡表の伝統的なシグナル2つ
「三役」とは、基準線&転換線、遅行スパン、雲の3つの総称です。この3つが全て「好転」している状態を三役好転(さんやくこうてん)と呼びます。
↓具体的な状況は以下の通り
この3つが全て揃う状況はそうそうありませんが、もしコレが確認できたら「強い上昇トレンドの可能性大」と考えてOKです(´ー`)
コチラは「三役好転」とは正反対の状況を指します。
こちらも、条件が揃うことはなかなか無いので、もし全てそろったら「強い下降トレンドの可能性大」と考えて問題ありません^^
三役好転・逆転を「待つ」のはNG
↑上のような順番に出ます。稀に順番が変わりますが、基本はこの順番に出ると考えておいてOK(´ー`)
3つの条件が揃うまでに掛かる時間はその時々の状況で一変しますが、「思っているよりも遥かに時間が掛かる」と考えていただいて構いません(笑)
そのくらい時間が掛かるのです。
では「いつ三役好転・逆転を基準にすれば良いのか?」という点が気になりますよね(・∀・)
自分(筆者)は絶対的な使いみちを知っているわけでもありませんが「①、②が出たらエントリーしてもいんじゃない?」と思います。というか、ソレしかないと思います(`・ω・´)
A:①を確認し、②が確認できたらエントリーを考える
B:実際にエントリーをする
C:雲抜けが確認できれば、含み益方向に強いトレンドが発生するサインなのでそのままホールド。爆益ゲッチュー。雲抜けが確認出来なければ、ソレ以上含み益は出ないのでそこで利食い。
一目均衡表と相性の良い組み合わせはコレだ!
一目均衡表の使い方の紹介をしてきましたが、その中で「エントリー判断」についてはあまり詳しく解説して来ませんでした。理由は、一目均衡表だけでエントリーを判断するのはあまりにも危険だからです( ಠ_ಠ )
これは一目均衡表に限らず全てのトレンド系インジケーターに同じことが言えます。なので、必ずMACDを始めとしたオシレーター系インジケーターと併用しましょう。
「一目均衡表×MACD」でエントリーシグナルを鮮明に
まずはチャートにMACDを表示させる
- チャートの「f」マークのボタンを押す
- 「メインウィンドウ」を選択し、「オシレータ」という列の中から「MACD」を選んで下さい。
- 期間設定はデフォルトのままにして、色や太さは自由に変えて結構です♪
MACDは表示出来ましたでしょうか?(・∀・)
続いてはMACDを使ったエントリーについて、具体的な方法を解説します。
MACDのシグナルは「下位足」で判断をする
まず、MACDを使ってエントリー判断をする時は「分析する時に見ていた時間足より短い足」で判断しましょう(´ー`)
これはMTF分析(マルチタイムフレーム分析)という考え方に則った方法です。簡単に言ってしまえば、 エントリーしたいポイントを下位足で細かく分析することで、エントリーの確度を高める という方法です。
で、実際どの時間足を見ればいいのかというと、「1時間〜4時間」を基準に分析をしているデイトレーダーなら「5分足」がベストです。
「日足〜週足」を基準に分析をしているスイングトレーダーなら「1時間〜4時間足」がベストですね(・∀・)
具体的なエントリー判断の方法
↓下のチャート画像は、先程紹介しました「三役逆転」の条件の内「①転換線が基準線を上から下に抜けている」「②遅行スパンがローソク足を上から下に抜けている」までは揃っていますが、 「③ローソク足が雲を抜けている」はまだ確認できていない状況です。
③さえ確認できれば「三役逆転」なのですが、、、 雲抜けするまでかなり距離があります^^;
もちろん、このまま三役逆転の形成を待つのも全然有りなのですが、どうせなら雲抜けするまでも利幅に含めて大きく獲りたいですよね?(´∀`)ニヤリ
ですので、こういう時は下位足「5分足」の状況から1時間足のエントリーポイントの詳細を分析し、MACDの「売りシグナル」が出るかどうか?でエントリーを判断します^^
5分足は①下降雲が出ていて、②基準線・転換線も下を向いている、③価格も安値を更新しているので下降トレンドと判断できます。
MACDを見ると、④0ライン(中心線)よりも下に来ているので売り圧力が強いことを示していますが、⑤少し逆方向に動きつつもありますね。売り圧力が徐々に弱まっているという証拠ですので、このまますぐにエントリーするわけには行きません(˘ω˘ )
では、この状況を打破できる「有力なシグナル」とは何か?というところですよね^^
エントリーの条件は状況で様々ですが、1番基本的で覚えやすいのが「MACDのデッドクロス・ゴールデンクロス」です。具体的には下の画像のような状況になったらエントリーしてもOKと考えて下さい^^
↑この画像は、先程の状態から数時間経った後の画像です。①MACDが0ラインよりも上に来ている状態でデッドクロスが発生しています。これが「MACDの売りシグナル」の1つ(・∀・)
そして、ここでエントリーしたあとの決済は、②MACDが0ラインよりも下に来ている状態でゴールデンクロスしているところで行います。
一目均衡表の「雲」は、他のトレンド系インジケーターとの相性も良く、特に移動平均線との相性は抜群です( ・ิω・ิ)
もし、「愛なんてどうでも良いから、ガチで使える手法を教えて欲しい」と思っている方がいれば、是非↑コチラの記事をお読み下さい(哀)
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